こんにちは♪
EPT英語発音テスト対策推薦校講師・英語発音指導士®の平田あきこです。
涼しくなってきましたね、皆さまお元気でお過ごしですか?
今日はズバリ!「英語発音指導士になる」道のりについて書いてみたいと思います。
まずは「英語発音指導士ってなぁに?」という方のために軽く説明しておきますね。文中の下線(緑の字)をクリックしていただくと詳しいページに飛びますのでぜひそちらもご参考になさってください。
★「英語発音指導士®」とは
一般社団法人 国際英語発音協会によって「自身の英語発音レベルが高く、その上に発音指導についての考究をしている」と認められた人に与えられる資格のことです。ここ近年、この英語発音指導士を目指す人が急速に増えており、特に英語を教える指導者に人気の資格となっています。
★ 英語発音指導士になると・・・
・ 従来の英語指導に「発音指導」を取り入れることで指導者としての幅が広がる
・ 学校、塾、企業などにおいて発音に関する資格を持っていることが強みになる
・ 履歴書やプロフィールに加えられ、自身のスキルをアピールすることができる ・ 定期的に開催される研究会に参加でき、発音指導者としてますます成長できる
などのメリットがあります。
さぁ、それでは英語発音指導士になるためにはどういった手順をふめばよいのでしょうか。 順を追って書いていきますね。
1・EPT®英語発音テストで90点以上を取得する
まずは国際英語発音協会によって運営されているEPT英語発音テストを受験します。90点以上を取得した方にのみ、次のステップである認定コースの受講資格が与えられます。 90点以上を取るのはなかなか大変ですが、このテストは何度でも受験できるので、ぜひ発音に自信のある方、資格取得を目指す方は何度かチャレンジしてみていただきたいなと思います。
このテストについては前回のブログに詳しく書いていますのでそちらをぜひご覧ください。
2・英語発音指導士®認定コースを受講する
90点以上が取れたら、次に1年に5回ほど開催されている「英語発音指導士®認定コース」を受講します。この点数は5年間有効です。
オンラインで行われており、2日間で合計12時間のセミナー形式です。 そんなにガチガチの講義ではなく、いろいろな側面から発音指導について学ぶ、または意見交換をする、といった感じで、皆さんここで横のつながりもできたりして楽しく有意義な2日間です。 2日目には発音指導実践の場もあり、ほかの参加者の指導の仕方を見るのもとても勉強になります。「発音指導はかくあるべき!」を主催者側から学ぶというスタイルではなく、全員で意見を出し合ったり、アイディアを出し合ったりという「全員参加型」の雰囲気です。
当然ながら受講中は積極的な参加姿勢が評価されますので、どんどん発言、質問などをして限られた時間を有効に活用するとよいと思います。
3・レポートを提出する
認定コースを無事12時間修了したら、あとはもうレポート提出のみです。
コース修了時に課題が出されますので、それに則ってレポートを作成し、通常1週間以内に協会の方へメール添付して提出します。
お題は専門的な知識を必要とするような難しいものではなく、英語発音指導に情熱がある人ならしっかりと心を込めて考えて作成すれば必ず出来上がる、といった種類の課題です。なので心配はいりません。
このレポートを期限内に提出し、受理され審査を通過したら、晴れて英語発音指導士®に認定されます!
という流れとなっています。
私が取得した2020年には、英語発音指導士はまだ少なく、全体(海外在住含む)で80名程度でしたが、今では300人ほどの英語発音指導士さんが各方面で活躍されているようですね。
協会のホームページ内に英語発音指導士紹介ページというのがあり、希望すればそこへ掲載してもらうこともできます。そこから直接レッスンお問い合わせが来たり、各方面からのセミナー依頼等が来る場合もありますので、英語発音指導士としてどんどん活動の場を広げていきたい方はぜひ掲載していただくと良いと思います! 以上、私の分かる範囲で「英語発音指導士になるには」について書かせていただきました。
最後に、その紹介ページに掲載されている私からのメッセージを載せておきます。
現在日本には英語の先生はたくさんいらっしゃいますが
英語の「音」について自信をもって生徒たちに指導できる先生はまだまだ一握りです。
その一方で、共通テストをはじめ各種試験ではリスニングの占める割合がより大きくなり
「音」を置き去りにした英語教育はだんだん通用しなくなってきました。
また、世界に目を向けると「英語が話せるのは当たり前」になりつつある先進国の中で、
日本人は読み書きのレベルは高いにもかかわらず発音において大きく後れをとっています。
このことは私たち日本人が思うよりもずっと深刻なものなのではないかと
思わずにはいられません。
なぜなら「カタカナ発音でも通じればいい」という考えは、
それを聞いて理解しなくてはならない相手の負担の上に成り立っているからです。
また、良いことを伝えようとしていても結果的に伝わらないのでは意味がありませんし、
一歩日本を出れば、誰でもが辛抱強く繰り返し聞いてくれるわけでもありません。
そういった背景もあり、ここ数年で「英語発音」は急速にフォーカスされつつある分野となりました。
発音の資格を持っており、それを英語教育に生かせる、というのは大きな強みです。
そしてこれからの日本の英語力をも左右する、貴重な人材になり得るはずです。
一人の力は小さいけれど、英語発音指導士がもっともっと日本中に広まって
日本人の英語を大きく変えていける日がくると私は信じています。
あなたもぜひ、英語発音指導士資格にチャレンジしてみませんか。
行動を起こすあなたを、全力で応援します。
EPT英語発音テスト対策レッスンご希望の方はお問い合わせください。
筆者 プロフィール
国際英語発音協会認定・英語発音指導士®
EPT®英語発音テスト 100点
EP-Pro®指導者向け英語発音技能検定 特級満点
TOEICスコア 955 / 岡山県在住(海外経験なし)
EPT英語発音テスト対策推薦校・英語発音専門スクールPAL英語塾
著書:「最短で英語発音を変える本」https://amzn.asia/d/jjDBf28
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